アトリエコルト

てつがく対話

てつがく対話ってなに?

例えば、

こんなことふとした時に考えることないかな。
こんなこと考えるなんて無駄かな。
本当に?
そもそも私たちはふとした“?”を軽く流してしまっていないだろうか。

べつに勉強ができればいいというわけではないけど・・・、親としては必要と言っておいたほうがいいのかな…
大人にお金のこと聞いたら、「こどもは気にしなくていいの」なんて言われちゃうかも…。

社会で生きている限り、みんな何らかの立場があって、それは多かれ少なかれ思考を縛っていると思います。

そこで、「てつがく」と銘打ち、そんな日常にあふれる色んな“?”を改めて問い直してみたいのです。

ゆっくり考え、自分の言葉で話す。
人の言葉を聞き、自分の当たり前を見つめ、思い込みから自由になる。
そしてまた新たな問いが生まれ、考え、話し、聞きあう。
立場を超えてフラットに。
それが、私たちの哲学です。

そうやって自分の思考を縛っているものから少しずつ自由になっていける気がします。
きっと正解などないけれど、本当の答えを自分たちで探していく、そんな場を作りたいのです。

てつがく対話ってどうやるの?

日常の中にあるふとした“?”を、ちょっとした約束の元で、その日集った人たちと共に考え、聴き合い、話し合う対話型の集いです。
ついつい流してしまうけど、本当は大切かもしれない様々なテーマを取り上げ、色んな角度から見直してみたら意外な落とし穴や発見が潜んでいるかもしれません。
難しい知識や経験などは必要なし。なんなら聞いているだけの参加でも大丈夫。
誰でも気軽に参加できます。

わたしたちのてつがく対話

アトリエコルトのコンセプトは、
『わたしが わたしであるために』

日々、こどもも大人も「今やりたいこと」や「今はやりたくないこと」を大切に過ごしています。

そしてまた、アトリエは、そんなことを考えたり感じたりしながら過ごした人たちが作った不思議でパワフルで繊細な有形無形の作品が生まれるアートの場。誰かにとって面白い作品が、他の誰かにとっては怖かったり気持ち悪かったりすることもあります。誰かがぽいっと捨てたものが、他の誰かに発見されて作品の素材になったりもします。

―正解が他者によって与えられるものではない―

ということにおいて、アートと哲学はとても似ています。

考えたり感じたりしたことをカタチにしたり動きにしたりするアート。
考えたり感じたりしたことを言葉にして誰かと一緒に聴き合ったり問いあったりする哲学。

そのどちらもを行ったり来たりしながら、ゆっくりじっくり自分たちで答えを探していきたい。そうやって、自分の自由も誰かの自由も当たり前に認めあえたらいいな、と、そんな風に思います。

こどもてつがく対話

定期的にこどもを対象にオンラインや対面で対話の場を開いています。
これまで「何のために生きて死ぬの?」「おばけっているのかな?」「ムーミン谷は地球なのか?」「シャガールの絵を見て話そう」などのテーマで対話を行いました。

大人てつがく対話

不定期で大人を対象にオンラインや対面で対話の場を開いています。
これまで「ウワサはなぜ広がるのか?」「所有について」「人とつながったと実感できるには?」「オンラインで叶うことと叶わないことってなんだろう?」などのテーマで対話をしました。

てつがく対話学習会

てつがく対話が初めてという方に向けて、てつがく対話とはなにか?という説明と対話体験を行っています。

「グローバル化や人工知能・AIなどの技術革新が急速に進み、予測困難なこれからの時代。子供たちには自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、よりよい社会や人生を切り拓いていく力が求められます。学校での学びを通じ、子供たちがそのような「生きる力」を育むために、学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、2020年度より小学校から順に実施されます。」 (出展:政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201903/2.html

社会が求める人材が変わり、学習指導要領が変わろうとしている中、「考える力」が求められています。そのような中で「哲学対話」が注目され、様々な学校で取り入れられています。「自分で考える」ことは、求められる人材像が育つ方法でもあると同時に、大人にも子どもにも本来必要なことだと考えています。

→ 今までのてつがく対話

浦和競馬こども基金助成事業