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書道とイラストとグルーガン

2018/08/23

火曜日は楓舟先生が来てくださり、墨の時間がありました。夏休みの宿題をやる子たち。

書道に対する姿勢は本当に人それぞれ。

お手本があり、提出するという状況にすでに嫌気がさしている人

書道が大好きで楽しみにしていたからこそ、思い通りにならない事に腹をたてる人

自分に厳しく最初の一文字が気に入らなくて何枚も何枚も書き続ける人

何となくみんなやってるし、ちゃらっと仕上げて曲がっていてもなんでもおしまいの人

お手本の上にプラ板を乗せ、その上に半紙を乗せて写し、その行動に後から罪悪感を感じる人。

書道って正解がある様な無いような。正確な字が「良い字」では無いし、下手でもなんだかいいなぁと思える時もあるし…

楓舟先生はそんな面白さをさりげなく伝えようとしてくださり、かすれを塗り潰そうとする人に「書道ではそのかすれも魅力なんだよ」などいろいろと話しかけていました。

自分に厳しくてなかなかやめられなかった人は最後(1時間半書いてました)「疲れた。」と満足したわけではなさそうながらも完成させました。彼女が次に手に取った素材はグルーガン。プラ板の上に垂らしながら半立体の造形が生まれて行きます。

お手本がある世界から戻り思い通りにならない素材とやりとりし、ひとりの世界を作っていました。

そういえば中学年から高学年の女子はこの日の午前中、イラスト対決をしていました。審判を頼まれ、なんともいえない気持ちになりました。なぜイラストだと対決になるのか?例えばグルーガンの半立体や絵の具や重曹などドロドロに混ぜた液体を対決することなんて無いのに。やはり外からの評価が必要なものと、そうで無いものの差が明確に感じられます。

イラスト対決はすぐに終わってその後は会社ごっこをしていました。自分たちで作っていくストーリーにとても盛り上がり、商品を作ったり、役割を考えたりと楽しそうな会社でした。

正解や答え、上手下手などがあるものと無いものの振れ幅の広いものや狭いもの、色々ある1日でした。

どちらも行き来出来るといいなぁなどと思ったのでした。

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