ナツヤスミ夏の墨
2018/07/26
小学生たち夏休みに入りましたね。
夏休みの宿題の一つお習字にチャレンジ。
墨あそびの楓舟さんがお手本を用意して来てくださいました。
お習字が好きな子、やってみたい子、結構いるんです。
いつものアトリエの活動とは一味違うお手本のある世界に挑む子どもたち。それぞれのスタンスがはっきり出て、成長や変化も見られて、苦しさも喜びも見える時間でした。
以前から墨あそびなどで経験していて自由に墨を扱う事に喜びを感じていた7歳の男の子、鉛筆では字を書くことを楽しんでいた彼は筆の扱いに苦労して思い通りにならない事にイライラ。書いては乱暴に丸めて捨てて書き損じの小山が出来ました。でも諦めず長いこと向き合っていました。
その後もイライラして小屋を作って引きこもったり、みんなが出られないようにドアに細工したり、テーブルをアルミホイルで巻いたりもして、怒りやイライラの表現を続けていました。いつも飄々と物事の明るい面にフォーカスしている彼の思い入れの強さと反動はすごいエネルギーでした。
何度か筆を持ったことのある6歳の女の子は大きな条幅にも挑戦。小さな体で大きく書いた「まつり」の文字。かすれが気になって後から塗ろうとしたけれど、楓舟さんの「書道はそのかすれが素敵なんだよ〜」と言われてじっと見つめて、満足げに包みました。
楓舟さんの息子さんはアシスタント。大きな条幅に挑む女の子に「この辺まで伸ばして」とか「次はこの辺から」と一生懸命に伴走していました。練習用のお手本も書いて来てくれて、なんだかかっこよく輝いていました。
いつもアトリエに来てくれている6歳の男の子はいつもと違うアトリエに少し躊躇したのか、ちょっと離れて他のことをしながらチラチラ見ていました。
それぞれの表現がエネルギーに満ちてたくましく眩しく見えました。
楓舟さんありがとうございます。
8月も墨やりますよ〜
21日火曜日13:30〜です。
宿題終わってない人ぜひどうぞ
特別の参加費は必要ありません。通常の料金で手ぶらでご参加いただけます。
料金などはホームページの料金表でご確認下さい。