はじめてのてつがくたいわ② レポート
2019/06/04
2回目の「はじめてのてつがくたいわ」をしました。
参加するかも〜という感じで集まってくれた人は11人、参加したのはなんと3人という、なんともアトリエコルトらしいスタートでした笑
参加するかしないか自分で決める事はとても大切なんだろうと思い、アトリエの前まで来て揉めたり悩んだらする姿も、それを見ながら待つ大人もなんだか良いな〜なんて思いながら、カエル取りに行ったり、カード?で盛り上がる人達を横目に遅れ遅れのスタート
さて、今回は「とにかく自分の思いつきや考えを伝えても大丈夫」という事と、「人と一緒に考えたり話したりするのって面白いな」という事などをリラックスして感じてもらうというのが1番の趣旨でした。
最初は寝っ転がってアイスブレイク
発言する時人の視線が集まるのが苦手な私が考えてみました。寝っ転がるとみんなどこ向いてるか分からなくてなんだか楽ちんだし、みんなおんなじ床の上って言うのも一体感があって良いなと思い…
寝っ転がって朝食べたものや好きな季節なんかを言って、終わったら隣の人にタッチして…
ゆるゆると空気が温まるような気がしました。
そこで本題「絵を見て話そう」と言う事でシャガールの「黄色い家と屋根の上のロバ」と言う絵からスタート
タイトルそのまま、屋根の上にロバがいて、その後ろにバイオリンを弾いてる人がいて、家から出てきたと思われる人が玄関にいると言う絵です。どんなシーンかな?カッコ内は学年です
・この人飛んでるのかな?歩いているのかな?(4)
・飛ぶと歩くって何が違うんだろうね?⑵
・この人猫背だね⑷
・画面に入らなかったから猫背になったんじゃない?⑶
・本当はこの絵はもっと大きくて、続きがあるのかもしれないよ。後ろにまだぞろぞろいるのかもしれない。ユニコーンは先頭で⑶
・あーー(みんな)
・なんの曲弾いてるの?⑵
・弾いてない。弾く格好してるだけかも⑷
…
ブリューゲルは「農民の婚宴」
・ここの足は誰の足?⑵
・確かに足が余分にある気がするね(T)
・余分用の足なんじゃない?事故が起きても大騒ぎにならないように。大丈夫ですよ。余分用の足ありますからって⑶
・じゃあサイズが合わなかったら?⑵
・調整できるようになってるんだよ⑶
・こらなんなの?(壁にかかった棒を指す)⑵
・店かな?⑷
・この人とこの人何話してるのかな?⑵
・この人だけいい椅子に座っているね(O)
…
絵を見て人と話すとどんどん話せてイメージが膨らんで混ざっていくのが面白く、大人も引き込まれていきました。
あっという間に時間が過ぎ、まだまだ話したいところで終了。
今回はとにかくリラックスして話しました。何かテーマを持って人と話すと、自分だけで考えるのとは違う世界が広がる事が直球で感じられました。「本当は正しい答えがあるのではないか?」「空気読むべき?」と言うのを取っ払って話せる様な土壌を作ってみたいと言う私の野心もありつつ、参加しない事を選ぶ子たちの存在に後押しされつつ、「てつがくたいわ」の場を作っていきたいなと思います。
次回は6月29日です。詳細は追ってイベントページなどでおしらせします!お問い合わせはお問い合わせフォームやメールでお気軽にどうぞ〜^_^
それにしても楽しかった‼️