アトリエコルト

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こどもかいぎ

2019/04/01

こどもかいぎは子どもが「やりたい」と言ったら日時を決めて場所を子どもに解放するというスタンスです。ファシリテートしなきゃと思ったり、お菓子出したらお菓子の取り合いになってしまったり、口出しすぎたりしたこともあったり、紆余曲折を辿ってきました。そして今のところ完全に子どもだけのかいぎです。

はじめは大人が入らなきゃ成り立たないと思って3人入りました。大人が色々話し合って、お茶とホワイトボードを用意して…つまりお膳立てしました。

そこで上がった議題を実現しなきゃと勝手に思い込んだりもしました。

そして今回「こどもかいぎやりたい」と言われた時、正直もう空中分解するかもしれないと思っていました。それはそれで良いかな、仕方ないかなと。

ところが、今回のかいぎは今までと違った。

正直議題がはじめに無い訳で、議題なく招集している訳なんです。だからすぐに暗礁に乗り上げ沈没すると思っていたのです。集まってみたけれど結局話し合う内容がなく、揉めるか他の遊びになるかかなと思っていたのに、議題のない会議が継続出来ないと考え、継続したいかどうか、継続するならどうするべきか、参加者が少なくては子どもの総意とは言えないのでは無いか、などなど、新三年生と四年生を中心に初参加の新二年生も緊張しつつも(アトリエには慣れているけれど、それでもかいぎが何かイメージできず、いつもと違う友人たちの様子にすごく緊張していました)逃げなかった。

1時間と10分(自ら延長を言ってきた)あちこちに話題が行きつつ、紙に書いたりホワイトボードに書いたりしながら、喧嘩もせずに粘り強く話し合っていたのです。

私は5歳の妹と絵を描いたりして一言も口を出さずにいました。

年齢的なタイミングや、よそでの子ども哲学に参加したりと、「話し合う、考える」機会を多く持ったことも影響したのかもしれない。

それにしてもよく頑張ったな、すごいなと心から驚きと喜びと尊敬を感じました。

終わりを告げられ、結論を発表してくれたので少し意見を言って盛大に喜びと尊敬を伝えました。

でも思っていたほど前向きな結論ではなかったのか、表情は暗く、不機嫌そうでした。

Sちゃんは泣き出しました。暗礁に乗り上げた会議の運営など大人だって逃げ出したいシチュエーションを精一杯頑張って気が抜けて涙になったのかな。

そんなに頑張れるんだ。口出ししなくて本当に良かった(口出しを一言もしなかった私もエライ笑)

これからに期待と言いたいところだけれど、期待せず、ダメだと決めずただ傍にいようと思います。

焦りは禁物笑

何となく距離の取り方も私もわかってきたような気がして、私の子どもとの付き合い方にも大きな学びがあったと思います。本当子どもには教えてもらうことがたくさんだな。成長する力を持っているんだなと思います!

拙い文章で伝わるかわかりませんが大きな声で発信したい!子どもすごい!

浦和競馬こども基金助成事業